ジョンでーす!
こちら、現在改修中のアンデルセン公園の風車です。
以前、9月に風車の羽を取り外した際の様子をお伝えいたしましたが、今回は風車部分的の改修が終了し、羽が戻されるとのことでこれは見届けなければ!と思い取材に参りましたー♪
ここでジョンメモー。
船橋市のランドマークでもあるアンデルセン公園の風車は今から30年前の平成8年に、船橋市とデンマーク・オーデンセ市の友好の絆を象徴したものとして建設されました。
この風車、元々はオーデンセ市の「フェン野外博物館」から移設されたもので、最初に建築されたのは1800年代だとか。
日本で言うとアレですよ。幕末ぐらいですかね。
なかなかの年季の入った風車だったというわけです。
風車を回す軸はなんというか、いわゆる消耗品の類で、どうしても壊れる物らしく、だいたい30年に1回ぐらい頻度で改修工事が必要となるそうです。
そのために、デンマークから本場の風車職人である、ミケール・ジョン・イェンセンさんと、ピョートル・トマス・ヴォィナロヴィッチさんが改修工事に参加していた、という流れになります。
9月に4枚の羽を外すところはお伝えいたしましたが、今回いよいよその羽を戻す作業となるわけです!ハイ!
羽を戻す作業ですが、まあ外す作業の逆回しですね。
①クレーンで羽を吊り上げる
②風車の軸にはめ込む
③しっかり固定する
②・③の作業は、高所作業車に乗って、ミケールさんとピョートルさんが担当していました。
外すのよりも作業は慎重になり、1枚1枚に対して時間がかかっていた印象です。
2枚戻ったところで、はたと疑問が。
3枚目からどう戻すんだろ?と。
ちょうど隣に、市の公園緑地課の方がいらっしゃったので、聞いてみました。
あのー、これ、3枚目からどうやって付けるんですか?
「縦になってる2枚を一旦手回しで横にして、また上、下の順番で 戻します」
なるほど!一旦横にするんですね!
あ、ほんとだ!水平になってる!
ではせっかくなので、4枚戻る所まで見届けましょう。
3枚目以降も、上、下、という順番で羽を戻していきます。
カーンカーンとハンマーの音を響かせて戻していました。
きっとその辺が熟練の技なんでしょね。
ようやく4枚の羽が戻りました。
そうそう。この形この形。
では、朝の様子をもう一度プレイバック。
この、つるんとした羽なし風車の景観はある意味貴重でしたね。サンタさん。
改修工事を終え、ミケールさんとピョートルさんは12月17日に故郷のデンマークへと旅立ちます。
今回、アンデルセン公園の改修工事に関われたこと、そして、日本でたくさん良い思い出ができたと、感無量のようでした。
アンデルセン公園の風車を治してくださり、本当にありがとうございました。
このあと、風車は外装などの工事もあり、令和6年(2024年)に完全復活の予定です。
ピカピカになった風車が回る様子、早く見たいですね!
そんなアンデルセン公園の風車ですが、現在クラウドファンディング中なのをご存知でしょうか?
あなたの想いが風になる【ふなばしアンデルセン公園の風車をふたたび動かしたい!】
12/1から始まったこちらのクラウドファンディングは、最初の目標である300万円を達成し、現在セカンドゴールの600万円に挑戦中です。
2万円以上寄付された方には、限定300人に風車内に設置する銘板に名前が載るとのことです。
募集は2024年2月28日までとなってます。
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